三大栄養素

カロリーとはのページで見たように、人間は食べ物から栄養を補給することで生きています。ダイエットをしようとする人は、摂取カロリーを抑えるわけですが、無闇に減らしてしまうと栄養が不足した状態になってしまいます。

ここでは、その栄養について少し勉強しましょう。

食物の栄養素を大きく分けると、たんぱく質、糖質、脂質の３つになります。これが三大栄養素と言われるものです。

たんぱく質とは、体そのものの材料になるものです。骨や筋肉、皮膚などなど、体のほとんどはたんぱく質で出来ています。

たんぱく質はアミノ酸が大量につながった構造をしていますが、アミノ酸の一部は体内で合成することが出来ないため、食物として摂取する必要があります。

肉類、魚介類、卵、乳製品、豆類などに多く含まれていますが、ダイエット中は摂取カロリーを抑えるために不足しがちになります。

糖質は炭水化物の一種で、効率の良いエネルギー源として筋肉、肝臓、血液中などで使用します。つまり、筋肉や脳を動かすためのエネルギーです。

糖質は、体内に一定量しか保存しておくことが出来ないため、余った分は脂肪として体内に蓄積されてしまいます。

糖質は、ごはんやパン、麺類、いも、果物、砂糖、お菓子などに多く含まれています。

脂質とは脂肪分のことで、植物性のものと動物性のものがあります。

ビタミンの働きを助けたり、ホルモンの原料になったりしますので、人間の体には欠かすことの出来ないものですが、とりすぎると脂肪となって体に蓄積されます。

植物性油は体に良いとされていますが、やはりとり過ぎは禁物です。肉類、魚類、洋菓子、乳製品、揚げ物などに多く含まれています。

その他の栄養素としては、ビタミン類やミネラル類があり、量は少ないですが体にとっては大変重要な役割をもっています。いずれの栄養素も不足すると体に悪影響を及ぼします。

ダイエット中は特にこれらのバランスに気をつけて、不足分はサプリメントなどで補給するようにしましょう。