肥満とは
やせようと思っているからには、あなたは多少なりとも太っているのでしょう。ここではまず、肥満とは何か、という事から考えていきます。
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積された状態である、と定義されます。
人間の体は、60%くらいの水分と20%くらいの固形成分、それから20%くらいの体脂肪で構成されています。このバランスが崩れて、脂肪が多くなってしまった状態が肥満です。
肥満度の目安としては、BMIという指標がよく使われます。
BMI = 体重(kg)÷ ( 身長[m]×身長[m] )
この数値が22程度であれば正常、25より大きいようだと肥満ということになります。
逆に、標準体重は次の式で求めることができます。
標準体重(kg) = 身長(m)×身長(m)×22
ただしこれは体重だけを見る指標で、内臓脂肪型肥満については判定できません。本当の意味で肥満かどうかを判断するためには、体脂肪率についてもチェックする必要があります。体重が少ないからといって、肥満でないとは言い切れないのです。
女性の場合は20%〜25%が適正、30%以上は太りすぎ、
男性の場合は15%〜20%が適正、25%以上は太りすぎ、
と一般に言われています。
肥満の状態が長く続くと、糖尿病や高血圧症、心疾患、不妊症などにかかりやすくなってしまいます。
自分の体脂肪率を知らないという人は、体脂肪率が測定できる体重計を用意して、一度チェックしてみて下さい。太っている自覚がない人でも、意外と体脂肪率が高かったりします。
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